さよならガンスリンガー

ダーク・タワー〈7〉暗黒の塔〈下〉 (新潮文庫)最終巻、読・了!
そういえば高校の頃、人生ではじめて読んだキングが角川から出てたコレの一巻だったよなと思い返しつつ。
おおむね十五年近い付き合いになるのか…。
ともあれ、完結したこと、最後まで翻訳されたことに心からサンキャー。
ブレカナ人類にもお薦めしておく。
以下ネタバレ。
こんだけ引っ張っといて、壮絶に第一部完!じゃったよ。
CGを回収するタイプのゲームで、100枚中30枚程度しかアルバム埋まってないような。
たぶん『魔道師と水晶球』のラストあたりでフラグ立てミスってるっぽい。
でもわりと悔いの残る、ランキングで言えばCマイナスくらいのエンディングだったゆえに、ローランドにやり直す機会が与えられたのは良かったと思えるのですよ。

次のサイクルでは誰が仲間になってどいつが敵として立ち塞がるのカナとか。テット・コーポレーションやカルヴィンズで『IT』の主人公チーム働いてるだろとか。むしろ『ドリームキャッチャー』組もあやしくはないかとか。
そんな空想の余地のある最終巻でした。

楽しかったけどマジで寂しいぜ?
この『ダークタワー・サイクル』がコナンばりに近代ファンタジーのスタンダードになって、後世の作家がポロポロ自分なりのサイクルを発表する、そんな未来図を夢見つつ。