魔法使いと人類が共存している二十一世紀の世界。
そんな世界のらくだ屋は、ただの人間ながら幾多の魔法犯罪人を血祭りに上げてきた腕っこきの刑事らしく。今回の敵は視線を合わせた相手を呼吸すらできないレベルまで麻痺させるという連続殺人犯だ。*1
なんやかんやあって。
署に乗り込んできたヤツの一瞬の隙をついて背後から押さえつける。
「なんかでこいつに目隠し!あと嬢ちゃん*2たちに連絡ッ」
後は相手を拘束して時間を稼ぐのみだが、こいつの魔力は本当に麻痺の視線だけなのかッ…!?
『なんかさ、この犯人って』
はい?
『ファウストの今号のりすかの敵とカブってね?』*3